@article{oai:niu.repo.nii.ac.jp:00000923, author = {田中, 宏光 and 辻村, 晃 and 宮川, 康 and 和田, 守正}, journal = {長崎国際大学論叢, Nagasaki International University Review}, month = {Mar}, note = {テクチンは、ダイニンとともに精子の鞭毛や繊毛の形成に関与したタンパク質である。テクチンには、ヒトにおいて少なくとも6種類の遺伝子の存在が報告されている。テクチン遺伝子のうち、Tektin-t/Tekt2、Tekt3、もしくは Tekt4 が欠失することによって、精子の鞭毛が機能不全を起こし、なかでも Tektin-t/Tekt2 遺伝子の欠失は、雄性不妊症になることがマウスで示されている。男性不妊症の原因にテクチン遺伝子の機能不全が関与することが予想される。私たちは、ヒト TETIN-t/TEKT2 遺伝子の遺伝子多型と男性不妊症との関係について調べるため、282人の原因不明の男性不妊症患者と89人の妊孕性が確認された男性ボランティアの遺伝子の解析を行った。その結果、日本人男性不妊症患者に有意に検出される TETIN-t/TEKT2 遺伝子の変化は見られなかった。これらの結果は、TETIN-t/TEKT2 は、日本人男性不妊症の原因遺伝子となる割合は非常に低くいことを示すとともに、今後の大規模な男性不妊症の原因となる遺伝子の解析に役に立つものと考えられる。}, pages = {167--173}, title = {鞭毛機能に必須なTEKTIN-t/TEKT2遺伝子の日本人男性における遺伝子多型の解析}, volume = {15}, year = {2015}, yomi = {タナカ, ヒロミツ and ツジムラ, アキラ and ミヤガワ, ヤスシ and ワダ, モリマサ} }